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燦燦と照りつける5月の北京晴の中、私達一行は今日の会場である北京海淀公園へ向かう。 リハーサルは無いので、比較的ゆっくり出発。 道中の車中はすっかりハイテンション(誰と誰ですかっ?)。 会場へ到着。 ![]() バンド演奏や出店で賑わう広大な会場には、あふれんばかりの人でいっぱい。 このイベントには3箇所のステージが設置されていて、私達はファンキーさんのお力で、そのメイン・ステージのほうに出演。 それまでのバンドもしばし観覧。歓声が凄い。今から本当にここで演奏できるのか〜。 夕方になりいよいよスタンバイ。 しかし、ここで早速トラブルが。今回はJCMのギターアンプをお借りしたが、よりドライブさせる事とノイズ対策が目的で、北京に来る三日前に購入したイフェクターを持参。 打ち合わせはしていたが、中国のスタッフさんが電源トランスなしで接続した為にショート。 ドラムのセッティングもあるのに、ファンキーさんご夫妻が対策に走り回ってくださった。 日テレさんがお持ちの電池のおかげで無事にイフェクタが動いた(感謝です)。 次に私達のサウンド・チェック。ここで既に本番前から観客が盛り上がっている。 [ファンキーさんのドラム・チェックで手拍子をする観客] [田川ギターチェック][オープニング前の二井原さんの煽りで盛り上がる客席] 準備が整ったところで、さあ、いよいよスタート。 ![]() 1曲目に、X.Y.Z.→Aの「生きるとは何だ」。 それまでのバンド達はパンクやロックンロールだったのが、いきなりスラッシュ・メタル並の高速チューンと日本語の歌詞。 ツーバスの連打のファンキーさん、シャウトする二井原さん、観客はきっと、「な、な、何が始まったんだ?」とビックリしていたことでしょう。 XYZのオリジナル・バージョンでは途中に「生きるとは何だ」というコーラスがあるが、今回はこれをハンヤン氏と私が中国語で叫ぶ。 「ションッウェイホグゥー」、こんな感じ? そして、その後のギターソロになった時の歓声は弾いていて驚いた!凄まじかった。 ![]() 曲のラストは、二井原さんが観客を煽り、2曲目につなぎやすいようにリハーサルどおりに引っ張る私達。 すると、突然演奏を中断させられる。中国人スタッフが出てきてスピーチを始めた。 中国語が解らない私は取り残されてしまう。 状況が一瞬読めなかったが、スピーチに煽られた観客が「吉他(ジター)」「solo solo」と暴動のように騒ぎ始めたことで、やっと自分の事をMCされているんだと気付いた。 そういえば、随分前にも祭りのゲストに出た時、途中で司会者が出てきて私の紹介を始めて、歌謡ショーかと思ったことがあったなぁ。 まさか北京でもこんな事が起こるとは。メンバーに申し訳なくて・・・(苦笑)。 ファンキーさんと二井原さんがオフマイクで話していたのかな?二井原さんの「だいじょぶだいじょぶ」の一言で2曲目の「Why Don't You Rock And Roll(XYZナンバー)」に入る。 この曲はアメリカン・ロックで手拍子もしやすいし体も乗りやすいこともあり、会場は大盛り上がり。 ![]() ![]() この曲の終わりからファンキーさんのドラムソロへ。 ![]() ファンも多く駆けつけていたようで、ファンキーさんをコールする声があちこちから聴こえてくる。 次にファンキーさんが私を中国語で紹介して下さってのギターソロ。[動画] そして「My Eternal Dream」に続く。[MP3] すっ、凄い歓声! あっという間に数社のカメラマンに取り囲まれる。 ![]() しかし、ここでまたもやトラブル。演奏する手元が客席から遮られるほど接近してきたカメラがギターのヘッドに何度か当たってしまい、弦のチューニングが狂ってしまった。 (写真はNHKですが、当たったのは日テレやNHKではないそうです。) そのためにチューニングをしながらの演奏。直せばまた当たるの繰り返し。今までもチューニングしながら演奏する事には慣れてるとはいうものの・・・。 演奏状態は良いとは言えなかったが、でも、こんなに大勢の熱狂した歓声を浴びることが出来て、気持ちが良いのなんのって!!。 ![]() My Eternalが終わって、二井原さんが英語でメンバー紹介。 ファンキーさんが中国語で次の日のライブハウスの告知。 次に、フリータイムで二井原さんのヴォーカル・ソロ。 ![]() 世界の二井原さんと観客の掛け合いは、一瞬自分がステージに立っている事を忘れてしまい、LOUDNESSのライブを観てるかのよう。 ![]() ラスト・ナンバーは、XYZの「Wings - Fire Bird (medley)」。 バラードから段々激しくなり、変拍子やオーケストラ音源を加えての10分を超える大作。 中国語と英語で情感たっぷりで歌い上げる二井原さん、ツーバスと力強さと魂を込めてドラムするファンキーさん、XYZの原曲を忠実に再現するハンヤン氏。 きっと、このイベントには異色のバンドだったことでしょう。そんな私達を2万人の熱気と歓声が包んでくれた。 全ての曲を終えた時は本当に感動した。 [エンディング部分] ![]() 終了すると早速次から次へと握手や記念撮影に取り囲まれる。 ![]() ![]() 「今日は田川君に持って行かれてしまった〜。」 私にそう言っているのは撤収をしているファンキーさん。 瞬間的に「あっ、怒られてしまう!」と覚悟した私にファンキーさんの言葉は続いた。 「田川君っ、よ〜やった!よ〜やったっ!!」 と、大声で喉をカラカラに嗄らしながら・・・。 さらに、打ち上げでは飲みながら・・・、 「今回来てもらったのは、俺のため。田川君のギターで中国人を圧倒させたかった。」 と。だからセットリストに私のインスト・ナンバーが・・・!!。 このような大野外イベント、私が出演してもホントに良いのだろうかと思いながら日本を出発した自分にとって、これはどんなに感激した言葉だったでしょう。 こんな凄いステージに立たせてくださったファンキーさんと二井原さんに心から感謝でいっぱい。 今回のライブは、生涯記憶に焼きついて離れない、私にとって大きな経験と音楽歴となるステージだった。 |
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