No.1837の日記

音楽の力

多数の方々が被災されていて、人命第一の中、演奏をしていて良いのだろうかと当初は複雑な思いでした。
気持ちの面と節電のことを考えると自粛も止むを得ないと。

しかし、ちっぽけな私のようなものが救助に向かえるわけもなく、ニュースを読み聞きして、ただただ皆さんの無事を祈ることしか出来ない。
毎日、音を奏でることのみをしてきた私は、思いを出来るだけ音にし、曲を一つでも多く作り、私に出来ることをこれから考えていこうと思っています。
今後数本のライブで頂いたミュージック・チャージの中から貯めて、被災地へお送りすることも考えています。

私は今、電池を使用するMTRで曲作りをしたりなど、なるべく出来ることを考えているのですが、電池なども品切れ続出だそうで、どこまでそれも可能なのかは分かりません。
それでも、今受けている曲作りを誠心誠意込めて頑張っています。

また、ネット上では、ミュージシャンへ演奏を自粛するよう促す投稿が多数ありました。
私はそれらの件に対して意見もたくさんあります。反論もしたいです。
でも、それは今やるべきことではない。そこからは何も生まれない。
そんなことのためにPCを使用しているわけではない。
今出来ることを精一杯頑張ることが将来へつながる。

ミュージシャンへ批判的なメッセージを送っている方もそう思っていただけたらと。
趣味でやっているわけではない。
命をかけて、魂注いで、心が折れそうな時も楽しい顔をして精一杯演っています。

我が家はラジオを聴いています。
そこで読まれている被災地からの数々のお便りには、ラジオから流れる音楽が生きる糧になったというメッセージが多数あり、音楽の力の大きさを感じています。

私はラジオで流れるような身分ではないけれど、将来、そんな力になれる音を奏でられるミュージシャンでありたいと気持ちを新たにしました。

ミュージシャンは、応援メッセージや拍手がエネルギーになったりすると思います。
モチベーションも高くなったりします。
そうすると、より良い音楽が出来る。
それを聴いて活力になる人が居る。
その思いがミュージシャンへ届く。
そうするとミュージシャンもまた良い曲が出来る。

そんなループがずっとずっと続いていて欲しいと心から願います。