No.2424の日記

全盲歩行の事件

毎日新聞の記事より
http://mainichi.jp/select/news/20140910k0000m040094000c.html

私も、白杖(はくじょう)で当たってしまったりつまずかせてしまうことがよくあります。
申し訳ないなーといつも思いますし、東京のような密集地では大変です。
「あっ、ごめんなさい」と大体言うようにしていますが、「今の人、スマホ見てたから仕方ないよ」と美瑞穂から聞くことも。

今回の事件、酷すぎます。

先日の盲導犬の事件同様、見えないのをいいことに、こんなことをしてしまう人がいるのが非常に残念です。

見えずに一人で歩くというのは、その道を、まず誰かに、少なからず一度は同行して教えてもらって慣れなければなりません。
私も、昔だと両親に、今だと美瑞穂に、自分が行きたい場所を連れて歩いて教えてもらいます。

一人で歩けるようになったら、少し不安や孤独感はあっても、人の手を借りずに、自分の時間とペースで目的地へ行けることが嬉しかったり。

ときには危ない場面も。
突然車が来たり、点字ブロックの上の障害物。
白杖では確認できない、点字ブロック状のトラックの荷台に追突したときには悔しかったなー。
私はその場にしばらく居て、通りがかった人に「どこのドラックですか?」と訊いて、そこへ厳しく苦情電話をしたことがありました。

あと、他には、思ってた道が違って迷って途方に暮れたりして。
そのときに助けて下さる道行く人たちにほっとして心から感謝したり。

こうやって歩いていたりしてます。

そんな中、突然暴行なんてされたら・・・!
この全盲の方、さぞ怖く、悔しく、悲しいかと思います。
自分にも起こりうるその場を想像すると、やりきれない思いです。

でも、でも、世の中、あったかい、良い人のほうが断然多い筈なので、
その人たちの気持ちで心の傷が解消されますように。

安易な発想かもですが、
今後、全盲が外出時に身に着けられる専用の防犯カメラとかあると、少しは手がかりになったりしないですかね?