ギタリスト田川ヒロアキのブログ。ロックギター人生爆走中!
美瑞穂の実家に帰省中。
環境を変えて、それぞれ仕事をこなしています。
こちらでも36℃まで上昇する日も。暑い暑い!
でも、ビルに囲まれた東京とは違い、空気も良く、熱風でもすがすがしい。
春の帰省時では、美瑞穂の退院直後だった時期で、
その時、実家で体調が少しずつ回復。
でも、あっという間に東京で多忙になってしまったので心配でした。
今回の滞在で、ゆったりペースで仕事をしていて、ほっとしています。
お義母さんが、季節に合う料理や、夏の野菜に果物を準備してくれて、
楽しく団欒しながら過ごしています。
年々、こういう時間が尊く感じます。
そして、美瑞穂の誕生日にと、みんなで和食コースを食べに行きました。
出合って10数年、初めて宮城でバースデーを過ごしました。
お祝いのメッセージも沢山頂いているようで、嬉しそうに読んでいました。
それにしても、いつも書きますが、義父母さんの東北弁はいまだに分からず、
それで会話が完結しているので毎回驚きます。(笑)
来週から日程盛りだくさんなので、楽しみながら頑張っていきます。
皆さんも、暑さ対策万全で、楽しい夏を。
「ほんでまづ ごみょうぬづ。」(笑)
(ここのブログでは何度か書いてきましたが改めて。)
文字の読み書きを点字で表示してくれるデバイスがあります。
皆さんが画面の活字を読むのと同じで、
ピンが点字として浮き出て、それを指で読みます。
本体上部の手前にその点字ディスプレイがあり、
カーソルを送ると、点が次々に入れ替わります。
奥側には世界共通の点字キーボードがあり、文字を書いたり、ショートカットキーで様々な操作を行ないます。
私は導入に出遅れている側で、やっと昨秋から使用し始めた初心者。
国内に数社あり、私は静岡の「エクストラ」というメーカーの「ブレイルセンス」(以下「センス」)を選びました。
まだ数カ月の使用ですが、もう、とにかく、超便利で感激するほど重宝しています!
今までは、PCやスマートフォンの文字を、カーナビみたいに
合成音声のアプリが読んでくれるのを聴いていましたが、
ずっと耳を使うことになるので、私の場合、音楽仕事、
レコーディング、ミキシング、マスタリング作業の後に
音声の文字を聴くのがちょっと負担に感じていました。
「センス」を使い始めてから、
文字を「聞く」のと「読む」とでは、脳の回路が異なるのか、
「読解」や「イメージ」が全然違うのを感じます。
人の話を聞きながらメモが取れるという普通の事が出来るようになったのも嬉しい。
メモ、アイデアのスケッチ、資料作成、メッセージ送受信、
スケジュール、ウェブアクセス、音楽再生、
LIVEの曲順、トーク内容、読みながらの講演原稿など大活躍!
この投稿も。
私は、速読力が身につく子供の頃にギターを始めて指皮が固くなったので(笑)、
あまり速いスピードで読めるようにはならなかったんですが、
「文字が読めるって、素晴らしい!」と今更ながら通関しています。
体験会に行った時のブログ記事
製品詳細『ブレイルセンスシックスミニ』
https://www.extra.co.jp/sense/bs6mini.html
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今年もこの日を無事に向かえました。
私の音楽に触れて下さっている皆さんのお陰での田川ヒロアキ。
自分が音楽で役立てる事を考え、研究し続け、
ますます向上していきたいと思います。
年齢の自覚も、身体の低下もなく、
昔は分からなかった、感じなかった事が心身に入るようになったり、
年を重ねるって、これまで無事に生きてこれた表彰状みたいなものだなーと。
自分が誕生した日は両親に感謝する日。
以前、母に、「よー6月9日、ロックの日っちゅー日になったもんやねー!」と言うと、「ほんとねー」と笑っておりました(笑)。
今日は、美瑞穂がバースデーディナーを作ってくれてのホームパーティー!
キッチンと仕事場の往復、楽しそうにシェフしながら二人で談笑中。
数カ月前の美瑞穂からは考えられないほどの復活。
こうして日常を過ごせるようになって本当に良かった。
このあと乾杯。
各地から沢山のメッセージを頂いております。
ありがとうございます。
全てにお返事が出来ないかもしれませんが嬉しく読ませて頂いています。
FaceBook
まぁ、かたっ苦しいのはキャラじゃないですが(笑)、
これからも二人で力を併せて頑張っていきますので、
ますます、宜しくお願い致します。
梅雨や夏、皆さんも健康維持でお過ごし下さいませませ。
写真は、1月7日に行われた曾我泰久さんのバースデーライブ中のショット。
Photo by Shige Ushizawa
先月のことですが、サーキットやツアー遠征に合わせて、
数週間、美瑞穂の実家、宮城に滞在していました。
美瑞穂が退院してからの静養期間としても、ちょうど良いタイミングの帰省。
症状が徐々に解消されてきたので、本人も両家の両親も安心していて、
気持ちや環境は大事だなと、私もほっとしています。
毎日、お義母さんの美味しい郷土の手料理でおもてなししてもらい、
時々、美瑞穂も料理を担当する日もあり、
楽しく家族団欒で大盛り上がり。
出かける時も、お義父さんの運転で4人一緒だったりと
うちの実家での出来事を思い出すような賑やかな日々。
毎度のことながら、度々飛び交う東北弁、
会話の所々が聞き取れずハテナマーク?
方言になると早口で通り過ぎてしまい、私以外は完結していることも。
日本は広い。
福島に行くと、仙台よりもイントネーションが深くなるのを、
特に道端や飲食店での地元の人同士の会話から感じました。
地方の言葉って、あったかい。
そして、宮城では、私達それぞれの仕事をこなしました。
私は新曲の納期もあったので、レコーディング機材を送り、
一部屋お借りしての作業。
この部屋が、朝陽から夕陽まで差し込んでくる間取りで、ベランダもあり、
窓からはすがすがしい澄んだ風が吹いてきて、
静かで、朝は鳥の声も聴こえたり、
開放的で、居心地も良く、アイデアも浮かぶほどで、
とても良い環境で、レコーディング、ツアー準備、ギター練習ができました。
レコーダー、ギターアンプ、PC、楽器類、その両端にスピーカーを配置して、
すっかり田川スタジオ。
食後、曲作りに戻る私をみんなが応援して楽しみにしていたり、
完成したら試聴会をしたり。
納期を終え、ここから巣立って行く、思いのこもった曲達。
宮城に着いた時は少し肌寒かったのが、東京へ出発する頃は汗ばむ初夏。
最終日、機材を撤収して梱包するとガラーンとした部屋、
駅で見送ってもらう時の名残惜しさがなんとも・・・。
2月の下関の時と同じぐらいの滞在日数、
どちらの実家でも経験していることとはいえ、
両家共々、ずっと元気でいて欲しいなと願うばかり。
でも、曲も色々作れたし、
美瑞穂の体調も大分安定してきたし、
また東京で二人頑張ろうと宮城を後に。
次回の帰省は、今回のツアーで出来た縁も辿ったりしたいと。
そして、また次の新たな目標を二人で立てました。
これがまた多方面に届きますように。
ライブ会場などで、美瑞穂に心配の声をかけて下さった沢山の皆さん、ありがとうございました。
やさしいなーと二人で話しています。
そのことと現状をお伝えする意味でもこの投稿をしました。
が、引き続き私が監視しながら気をつけてもらいます。
段々言うことを聞いてくれなくなり、跳ね返されまくってますが。
元気な証拠?笑
季節の変わり目、皆さんもくれぐれもご自愛下さい。
沢山、美瑞穂へのお見舞いメッセージを、ありがとうございました。
一緒に、読ませて頂いています。
私が点字ディスプレイで、読み聞かせのように(笑)
美瑞穂はとても嬉しそうに、感動しながら聞いています。
皆さんの経験談が、心強さや参考となり、今後へ生かす励みになります。
お陰様で、状態が少しずつ良くなってきました。
最初は、外を歩く時、私の腕に掴まりながらという漫画のような状況でしたが(笑)、
今は、ゆっくりペースで歩けるようになりました。
今日は、桜並木を散歩してみました。
満開だったのが桜吹雪になって綺麗と教えてくれました。
気分転換にもなったようで、
これまで、起床直後から就寝直前まで、24時間、脳が仕事モードだったため、
綺麗な景色を見るのは眼にも心身にも良いのではと思います。
本人は「あれやらなきゃ、これやらないと!」と言う中、
私が「まだ本調子じゃない」と、仕事道具を隠したりとあれこれ制限しているので、
いつもは跳ね返されるのに、珍しく聞いてくれています、今だけ(笑)。
全てにお返事したい気持ちはありますが、
こちらにてお礼と報告とさせていただきます。
前回のコメント欄にも投稿しましたが、
下記、美瑞穂からです。
↓
メッセージ下さった皆さん、気持ちを寄せて下さった皆さん、
本当にありがとうございます。
皆さんのコメント、とても嬉しかったです。
田川が一つ、ひとつゆっくり丁寧に読んでくれました。
お一人おひとりの顔を思い浮かべながら、想像しながら聞かせて頂き、
倒れてしまい落ち込んでいた気持ちがどんどん元気になりました。
そして同じような経験、もっと辛い思いをされている方々がいらっしゃること、ご家族のこと。
私は、これまで、大きな病気やケガ、入院をしたことがなかったので、
正直、自分の身体を過信していました。
皆さんも、気持ちが張っている時、忙しい時でも、
ふと身体の声を聞いて大事にして下さい。
またお会いできる日を楽しみにしています。
美瑞穂
先日起こった我が家の話です。
長文ですが、共感や参考になればと投稿します。
●ある日の早朝
就寝中の美瑞穂の体調に異変が生じ救急車に電話。
天井がグルングルン回ると急なめまいと嘔吐に強い頭痛で息が上がりパニック状態。
お手洗いに行きたくても立てないので抱きかかえて連れて行く。
救急隊員が来てくれて美瑞穂を連れてってもらい、
私は、深呼吸して、水を飲んで、行動は急ぎながらも冷静を心がけ
準備してタクシーで保険証などを持って病院へ。
周囲でも奥さんが倒れて救急搬送されたとの話を参考に。
うちから10分以内の病院。
タクシー代を払ったのかも思い出せないほど車内の事は憶えておらず、
願い続けながら今の美瑞穂の状態を想像していたことだけは憶えています。
●病院の待合室
救急隊員の方が私に説明。
MRIやCT検査をしてもらえるとのことで一人待機。
その間、色々と想像しました。
今まで無休で頑張り過ぎていた美瑞穂の仕事内容からして、
いつかこんな日が来るのではと、どこか、心の準備はしていたので、
どんな結果でも受け入れる覚悟でした。
なので、この時点の私は割と落ち着いていて、
美瑞穂に代わり、近日の予定のキャンセルをしながら待っていました。
●1時間が経過
ドクターが私に説明。
検査結果は、脳、血管、動脈、他、どこも異常無し。
ふーー。ひとまず、ほっと胸をなでおろしました。
ただ、通常はこれでめまいが落ち着くという強い点滴をしても改善しないので入院となりました。
看護婦さんが
「今準備をしていますので、もう5分ぐらいで奥様に会えるようにしますね。」
●病室のベッド
美瑞穂とやっと対面。
とても辛そうで、声にならないながら、
「天井がずっと回ってる。
冷蔵庫に・・・、つみれ汁・・・」
と言うふたことがやっとでした。
さぞ苦しい思いをしながらの言葉に胸が詰まりました。
面会制限で僅かな時間でしたが、最悪な事態は回避できたので
美瑞穂は大丈夫だと信じしばしのお別れ。
●自宅に一人到着
両家両親に報告。
主治医から電話。現状の説明を受けました。
めまいが改善した場合と、長引いた場合など。
少し様子を見ますとのこと。
私は2〜3度の入院経験はありますが、美瑞穂は初めてで、
何日かかるか分からないので、慣れない環境は、さぞしんどいのではと。
●美瑞穂からライン
「ありがとう。少し落ち着いたのでライン打てるようになったよ。」
は〜、よかった〜。
先ほどからは考えられない経過。
その後、主治医から、
「少し落ち着いてきたので、明日の朝まで様子を見て、
大丈夫であれば退院できます。」
おーー!!よかったーー!
両家の両親にも報告。
一同で一安心。
美瑞穂の父や私の母、周囲の方も同じ症状だったのでアドバイスも色々もらいました。
美瑞穂と何通かやり取りもできたものの、まだ症状は残っているとのこと。
明日、迎えに行くので、退院できた時、延長になった時と
両方の持ち物を準備。
食事の心配もしてくれていたので、ラインで教えてもらったのを元に
準備して一人夕食。
10数年、お風呂とトイレ以外は殆ど一緒なので、
がらーんとした我が家で、何とも胸が詰まる思いでした。
でも、やりとりの様子から、明日帰ってこれそうな気がしてきました。
ひとまず、体力を温存しようと就寝。
●次の朝
6時。空虚のような部屋で目覚めたものの、
今日は美瑞穂が帰ってくるー!と、窓を開けると冷たい雨でも、
とても晴れた気持ちで掃除。
あっ!今日はチケット発売日だった!と気付き、
フォームメールのプログラムを書き換えたりと急に慌てモード。
ドタバタ、ギリギリ間に合って準備して出発。
昨日のこの時間のタクシーでのことは憶えていなかったなーと思い出す。
●病院に到着
荷物を看護婦さんに手渡して少し待機。
しばらくすると、看護婦さんに連れられた美瑞穂が。
「きたよ。」と、フラフラしながら私に掴まり、
連れて帰っていいのか?と思ってましたが、
看護婦さんがちょっと笑っていたので、じゃー大丈夫と安心して
お礼を伝えて連れて帰りました。
助けて下さった救急隊員やドクター、看護婦さんに感謝するばかりです。
まだちゃんと歩けないながら、「段あるよ」とこんな時でも教えてくれながら。
タクシーに乗って自宅へ到着。
●退院
無事・・・かどうかは分かりませんが、ひとまず退院できました。
両家に連絡したりなど済ませ、
少し食べて薬を飲んで休んだ美瑞穂。
前の日の早朝に、この寝室から始まった今回の一連の出来事を思い出し、
退院して、ベッドですやすや眠っている美瑞穂・・・。
もうなんとも言葉では表現できない心境に涙ぐんでしまいました。
退院、本当におめでとう!
●あとがき
今回の原因は「疲労」のようです。
同様の方もいらっしゃると思います。
今、めまいも残り、まっすぐ歩くのも少し困難で、
眼振と視界の変化もあり、しばらくデジタルの文字の読み書きは控える必要がありそうです。
これまで、現場や各所とのやり取りや事務作業などの仕事量も多く、
手を抜かない性格なので、どれも思いのある大事な案件だと一生懸命でした。
その中でも、人の温かみや感動する事が頑張る力になっていたようです。
沢山の案件やメッセージにも、起床から就寝まで1通1通、
食事をしながらでも書いていたほどでした。
「そこまでしなくても」と心配すると跳ね返されてしまうほど頑張っていました。
いつかは眼に影響することやダウンしてしまうことは
長年ずっと忠告してきました。
でも、どこか過信はあったようです。
スマホ依存症ではないのですが、
多数の案件と、色々と気になる美瑞穂の性格もあって、
常にチェックしなければ気が済まなくなっていたようです。
私も反省です。
しかし、オンとオフの境がないので、一人で出来るキャパシティーを超えてしまったようです。
よくここまで頑張ってくれたと感謝するばかり。
発症後の過ごし方は一生を決めるほどとても大事。
今は静養しながら、仕事からは少し離れて、
料理とか、好きなことなどをしながら、穏やかに過ごしてもらっています。
今後についても一緒に話し合っています。
これは美瑞穂に限らず、、
起床直後、一気に情報が脳に入ってくるスマートフォンなどはあまり良くないと思っています。
起床直後と就寝前は控えた方が良いとの話を聞いたことがあります。
そして、身体から出ているちょっとした信号をちゃんと感じること、
体の声を聞くことが、とても大切だと思います。
以上、長くなりました。
美瑞穂には、しばらく、眼を休ませて、読み書きは控えてもらっていますが、
こちらへのコメントや、公式サイトからのEメールでしたら
私が一緒に読んで美瑞穂に聞いてもらうことが出来ます。
立場が逆ですが(笑)。
皆さんもくれぐれもご自愛下さい。
盲学校を卒業してちょうど30年。
当時、私だけ就職が決まっていなかったものの、
ずっと追っかけてくれていたテレビカメラの取材もあったりと
周囲もソワソワでの卒業式でした。(笑)
最後のホームルームでは、先生から全員の進路の発表がある中、
「田川君は・・・、音楽の道に進むようです。」
と、具体的な社名もないので、こっぱずかしかったのを憶えています。(笑)
数日前、その担任の先生から感動のお手紙が届きました。
先日の下関市民会館にもお越しになっていて、
コンサート成功へのお祝いのお手紙に、30年にして感慨深い思いでした。
当時は、希望と僅かな心配を抱えながら学校を出発。
二日後に、先輩から誘われたライブハウスでのセッションで得た反響、
人から人へと広まりながら出演させてもらった様々なイベント、
オーディションへの応募、バンド活動、
東京で成毛滋さんとの対面、
TVドキュメントの放映、
番組の作曲など・・・。
在宅時は、音楽鑑賞、ギター練習、作曲、録音の工夫などをしていましたが、
友人たちのように勤めに出かけているわけではないので、
社会から取り残されているのではと思うこともありました。
でも、何も言わずに応援していた両親。
その中で高めた音楽の時間は大事だったことを今にして思います。
時が経ち、美瑞穂と出会って今年で17年。
半分以上は一緒に活動していることになりますが、
今日で音楽活動30年とはいえ、これからの方が永く、
計り知れない壮大な二人での夢の実現へ向けて今日もコツコツ。
私の音楽に触れて下さっている全ての方々のお陰で今があるので、
活力や希望を感じてもらえる、ワクワクする音楽を目指していきたいと
改めて思いました。
まぁ、時々何度かここで書いているような話ですが(笑)、
自分が頑張る為でもあるので投稿しました。
今日は、担当しているイベントの新曲を作ったり、
音源データをまとめたりしています。
美瑞穂は、年度末に必須なあの膨大な事務作業を頑張っています。
気候も暖かく過ごしやすくなってきました。
花粉はしんどいけど、これから活動的なシーズンになるのが楽しみです。
皆さんも良き春を。
到着駅近くのコンビニで美瑞穂が買い物。
外でスマホ片手に待つ私に、
10〜20代前半と思われる女子から
「すみません、友達に電話したいんですが、電源切れちゃって、貸し手もらえますか?」
一瞬で色々想定して答えました。
「これ、Wi-Fiないと電話できないんです。ごめんねー。」
「そうですかー」と去っていきました。
本当に困っていて声をかけてきたと思ってあげたいですが、
1. 電源が切れてるのに友達の番号分かるの?
2. このご時世、深夜に一人で見知らぬ男に声をかけれる?
3. なので本当に一人?
との突っ込みどころが頭に過り、
そのまま持ち逃げされても見えない私は追っかけられないし、
仕事のアイテムから個人情報満載のスマホを渡すのは危険と判断。
戻ってきた美瑞穂に話すと、
「え?今?それ、絶対怪しいよね!」
疑いなく過ごせる世の中にならないものかと思った出来事でした。
視覚障害者の為に、情景や文字を音声でガイドしてくれる「ダイナグラス」。
私が技術開発顧問を務めさせていただいている話をここでも何度か投稿してきました。
15日付けの日本経済新聞、紙面とWeb版で掲載されました。
こういったアイテムの開発は、全盲者にとって大変希望になるので、
私もまだまだ尽力させていただきたいと思っています。
記事には、私が
「読書が普通にできるようになり、とても重宝している」
と記載されていました。
しかし、上記のようには発言していません。
写真提供の依頼はありましたが、
私に取材があったわけではありません。
ダイナグラスで本をスラスラ読むにはまだ少し開発のハードルを超える必要があると思います。
記事では、視覚障害者にとっての過剰な期待となる誤った表現の為、
日経さんには訂正をお願いしましたが、
現時点での訂正はして頂けていないので、
私の言葉としてここに投稿しました。
ダイナグラスは、これからのアップデートでもっと良くなっていくと思いますので、
未来的な兆しとして、私も楽しみながら尽力したいと思います。