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救急搬送。大切なもの。

先日起こった我が家の話です。
長文ですが、共感や参考になればと投稿します。

 ●ある日の早朝

就寝中の美瑞穂の体調に異変が生じ救急車に電話。
天井がグルングルン回ると急なめまいと嘔吐に強い頭痛で息が上がりパニック状態。
お手洗いに行きたくても立てないので抱きかかえて連れて行く。
救急隊員が来てくれて美瑞穂を連れてってもらい、
私は、深呼吸して、水を飲んで、行動は急ぎながらも冷静を心がけ
準備してタクシーで保険証などを持って病院へ。
周囲でも奥さんが倒れて救急搬送されたとの話を参考に。
うちから10分以内の病院。
タクシー代を払ったのかも思い出せないほど車内の事は憶えておらず、
願い続けながら今の美瑞穂の状態を想像していたことだけは憶えています。

 ●病院の待合室

救急隊員の方が私に説明。
MRIやCT検査をしてもらえるとのことで一人待機。
その間、色々と想像しました。

今まで無休で頑張り過ぎていた美瑞穂の仕事内容からして、
いつかこんな日が来るのではと、どこか、心の準備はしていたので、
どんな結果でも受け入れる覚悟でした。
なので、この時点の私は割と落ち着いていて、
美瑞穂に代わり、近日の予定のキャンセルをしながら待っていました。

 ●1時間が経過

ドクターが私に説明。
検査結果は、脳、血管、動脈、他、どこも異常無し。
ふーー。ひとまず、ほっと胸をなでおろしました。
ただ、通常はこれでめまいが落ち着くという強い点滴をしても改善しないので入院となりました。

看護婦さんが
「今準備をしていますので、もう5分ぐらいで奥様に会えるようにしますね。」

 ●病室のベッド

美瑞穂とやっと対面。
とても辛そうで、声にならないながら、
「天井がずっと回ってる。
冷蔵庫に・・・、つみれ汁・・・」
と言うふたことがやっとでした。
さぞ苦しい思いをしながらの言葉に胸が詰まりました。

面会制限で僅かな時間でしたが、最悪な事態は回避できたので
美瑞穂は大丈夫だと信じしばしのお別れ。

●自宅に一人到着

両家両親に報告。
主治医から電話。現状の説明を受けました。
めまいが改善した場合と、長引いた場合など。
少し様子を見ますとのこと。

私は2〜3度の入院経験はありますが、美瑞穂は初めてで、
何日かかるか分からないので、慣れない環境は、さぞしんどいのではと。

 ●美瑞穂からライン

「ありがとう。少し落ち着いたのでライン打てるようになったよ。」
は〜、よかった〜。
先ほどからは考えられない経過。

その後、主治医から、
「少し落ち着いてきたので、明日の朝まで様子を見て、
大丈夫であれば退院できます。」
おーー!!よかったーー!

両家の両親にも報告。
一同で一安心。
美瑞穂の父や私の母、周囲の方も同じ症状だったのでアドバイスも色々もらいました。

美瑞穂と何通かやり取りもできたものの、まだ症状は残っているとのこと。
明日、迎えに行くので、退院できた時、延長になった時と
両方の持ち物を準備。

食事の心配もしてくれていたので、ラインで教えてもらったのを元に
準備して一人夕食。
10数年、お風呂とトイレ以外は殆ど一緒なので、
がらーんとした我が家で、何とも胸が詰まる思いでした。
でも、やりとりの様子から、明日帰ってこれそうな気がしてきました。

ひとまず、体力を温存しようと就寝。

 ●次の朝

6時。空虚のような部屋で目覚めたものの、
今日は美瑞穂が帰ってくるー!と、窓を開けると冷たい雨でも、
とても晴れた気持ちで掃除。

あっ!今日はチケット発売日だった!と気付き、
フォームメールのプログラムを書き換えたりと急に慌てモード。
ドタバタ、ギリギリ間に合って準備して出発。
昨日のこの時間のタクシーでのことは憶えていなかったなーと思い出す。

 ●病院に到着

荷物を看護婦さんに手渡して少し待機。
しばらくすると、看護婦さんに連れられた美瑞穂が。
「きたよ。」と、フラフラしながら私に掴まり、
連れて帰っていいのか?と思ってましたが、
看護婦さんがちょっと笑っていたので、じゃー大丈夫と安心して
お礼を伝えて連れて帰りました。

助けて下さった救急隊員やドクター、看護婦さんに感謝するばかりです。

まだちゃんと歩けないながら、「段あるよ」とこんな時でも教えてくれながら。
タクシーに乗って自宅へ到着。

 ●退院

無事・・・かどうかは分かりませんが、ひとまず退院できました。

両家に連絡したりなど済ませ、
少し食べて薬を飲んで休んだ美瑞穂。

前の日の早朝に、この寝室から始まった今回の一連の出来事を思い出し、
退院して、ベッドですやすや眠っている美瑞穂・・・。
もうなんとも言葉では表現できない心境に涙ぐんでしまいました。
退院、本当におめでとう!

 ●あとがき

今回の原因は「疲労」のようです。
同様の方もいらっしゃると思います。

今、めまいも残り、まっすぐ歩くのも少し困難で、
眼振と視界の変化もあり、しばらくデジタルの文字の読み書きは控える必要がありそうです。

これまで、現場や各所とのやり取りや事務作業などの仕事量も多く、
手を抜かない性格なので、どれも思いのある大事な案件だと一生懸命でした。
その中でも、人の温かみや感動する事が頑張る力になっていたようです。

沢山の案件やメッセージにも、起床から就寝まで1通1通、
食事をしながらでも書いていたほどでした。
「そこまでしなくても」と心配すると跳ね返されてしまうほど頑張っていました。
いつかは眼に影響することやダウンしてしまうことは
長年ずっと忠告してきました。
でも、どこか過信はあったようです。

スマホ依存症ではないのですが、
多数の案件と、色々と気になる美瑞穂の性格もあって、
常にチェックしなければ気が済まなくなっていたようです。
私も反省です。

しかし、オンとオフの境がないので、一人で出来るキャパシティーを超えてしまったようです。
よくここまで頑張ってくれたと感謝するばかり。

発症後の過ごし方は一生を決めるほどとても大事。
今は静養しながら、仕事からは少し離れて、
料理とか、好きなことなどをしながら、穏やかに過ごしてもらっています。
今後についても一緒に話し合っています。

これは美瑞穂に限らず、、
起床直後、一気に情報が脳に入ってくるスマートフォンなどはあまり良くないと思っています。
起床直後と就寝前は控えた方が良いとの話を聞いたことがあります。

そして、身体から出ているちょっとした信号をちゃんと感じること、
体の声を聞くことが、とても大切だと思います。

以上、長くなりました。

美瑞穂には、しばらく、眼を休ませて、読み書きは控えてもらっていますが、
こちらへのコメントや、公式サイトからのEメールでしたら
私が一緒に読んで美瑞穂に聞いてもらうことが出来ます。
立場が逆ですが(笑)。

皆さんもくれぐれもご自愛下さい。