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見えないあるある話(笑)

 先日、知人の娘さん(高校生)から、学校で点字を習ったことがある話を聞きました。
そして、目隠しの体験が怖かったと言っていました。
それを聞いた私は、「見えない環境って怖いんだ。」との恐怖心になっているのではと感じました。

確かに、どの段階で見えなくなったかによって感じ方が異なるかと思います。
私の友人たちにもいますが、視力低下が進行してしまう方々にとっては想像を絶する胸中があるかと思います。

私は元々見えないのが普通だし、みんなと楽しく幸せに過ごしてますねー。
まぁ、たまーに不便なことはあるけど、自分なりの工夫もいっぱいあるし、
美瑞穂や周囲の人たちが自然な手助けをしてくれることがコミュニケーションや縁になっていて、
それが「人の心をもらっている」って感じられる良い人生だと思います。

学校で、点字や目隠しの体験があれば、視覚障害にも色々あることは知ってもらえたらと、
それを音楽を通じて私が伝えられる側でありたいと、
知人の娘さんの話を聞いて、より、そう思いました。

 それと、先日、こんなこともありました。
駅でお手洗いに行こうと美瑞穂に「多機能トイレ」に連れてってもらおうとした時のこと。
他の人が長く使用中なので、男性トイレへ一人で行きました。
荷物もあり、いつも個室を使うようにしているので、空いているところを探すと、
「そこ、空いてますよ」と教えてくれた男性。
お礼を言って入室。

すると、数名の男性たちの会話。
「眼の見えない人にはこうした方が良いとか、俺たちももっとさー・・・」
「いやー、気づいてたんだけど、どうやってサポートしてあげたらいいかって」
「そうなんだよー。俺も酔っぱらっちゃって、どうしたら良いかわかんなくてねー」
「いい勉強させてもらったよー、わははは〜。」
と、陽気なほろ酔いおじさんたちの会話が微笑ましくて、
心優しい人達だなーとなんか嬉しくなりました。(笑)