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新!アンタレスギターで変幻自在!

昨日の田川ナイトへお越し下さった皆さん、ありがとうございました〜!
各地からたくさん来て下さって嬉しかったな〜。
スタッフブログにその模様がアップされていますのでご覧ください。
https://fretpiano.com/hiechan/staff/blog/diary.cgi?no=1492

さて、今回から登場したギターのご紹介を。
23年ぐらい前に買って、しばらくステージで使っていたAIRCRAFTのギター。
これを、オカダインターナショナルの岡村さんに、新システム「Antares(アンタレス)」を搭載して頂いての大改造リニューアル。
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新システムが導入された事を聞き、とても興味が沸いてきて、是非使ってみたいと懇願しました。
しかし、今弾いているギターは残しつつ、新たなギターに着けてみたくなり相談。

オカダインターですぐに準備出来るギターはフロイドローズ。
試してみると、私には弦交換が困難でした。
そこで、昔から持っている私のギターに搭載してみてはとの提案があり、それで選んだのが今回のギター。
実家から送ってもらいました。

1994年、テレビのドキュメント番組の放映の反応で、宮崎県の中学校に呼んで頂いてコンサートをしたことがありました。
その時に合わせて買ったのがこのギター。

2001年に共演させていただいたシンガーソングライター、鈴木雄大さんにも使って頂いた事がありました。
雄大さんの余韻を残しておきたかったので、それ以来ステージで使用していませんでした。
時を経て、まさかこうして生まれ変わる時が来るとは。

アンタレスは、ボーカルの音程を補正するプラグインから、ギター用に開発されたシステムだそうです。
その機能を、私が分かる範囲でご紹介します。
下記4つのトピックに分けてみました。

 1. チューニング補正

6本の弦を、徹底した監視で音程キープをして、チューニングが狂っても、ボタン一つで補正してくれます。
1弦がちょっと下がってしまったな〜、ということがあれば、それをワンプッシュで合わせてくれます。
でも、実際のボディーの生音は狂ったまま。ギターアンプからは補正されたチューニング。
まさに魔法です。

 2. 変則チューニング

上記のように、ギター本体とアンプからとで異なる音が可能であるということは、チューニングを合わせるだけでなく、好きな音程に操るのも可能という応用が出来ます。
ドロップDや、オープンチューニング、半音下げ、1音下げ、7弦ギターのようなヘビーチューン、1オクターブ下から、カポのようなアップチューン、好きな変則チューニングなど、もう自由自在。
ギターの音域を打ち破って、好きな高さでの音楽表現が可能に。

 3. 複数音

1本の弦を弾きながら、副音を出す事が出来ます。
1オクターブ上下、4度や5度、12弦ギターなどが実現出来ます。

感動したのは12弦ギター。
エフェクターで12弦ギターのシミレーションをすると、全部が1オクターブ上になりますが、
これは、6〜3弦は1オクターブ上、2〜1弦は同じ音というように、本物の12弦ギターと同じ響きが得られます。
1本1本、機械が徹底監視しているからこそ可能になるんでしょうねー。
しかも、響きが実に自然。

 4. 様々なピックアップの音

ハムバッキング、シングル、アコースティック、ベースなど、様々なピックアップの音が網羅。
モデリングとは異なり、そのギターから計算された最適な音で、瞬時にそれぞれのピックアップの音を再現してくれるシステムのようです。
ピックアップの切り替えで得られる音質の違いが面白い。

感動したのは、アコースティックの音。
特に指弾きをすると、エレキで弾いているのを忘れそうになるほどです。

というアンタレスは、エフェクターのように足元で操作するものと、ギター本体に組み込むオンボードタイプと2種あります。
私は、足元は間違えてしまいそうなのと、機材軽量化で、本体に組み込んで頂きました。

しかも、昔に買ったこのAIRCRAFTのギターは、チューニングが狂いやすいんです。
だからこそ、アンタレスが発揮するのにちょうど良い。(笑)
弾いていると、あれ?あの狂いやすいギターだったっけ?と。

そして、今回の田川ナイトは、ダウンチューニングを多用してみたくて、今までの私の曲を、数曲リニューアル。
ズンズンと低いチューニングで弾いて、めちゃくちゃ気持ち良い。(笑)
このバッキングトラックを作るのに何日もかかって、当日も、あくる日も体力減退するほどでした。(笑)
でも、皆さんに面白がっていただけたみたいで安心しました。よかった〜!

このアンタレスがあれば、こんな曲を作ってみようとか、アイデアが次々に沸いてきます。
ギターの可能性が大幅に広がります。ブレーキが〜〜〜!(笑)

当日のリハーサルに間に合わせて下さった岡村さんに大感謝。
当日手にしたばかりなので、その出来立てほやほや、慣れてない初披露でしたが。(笑)

でも、このギター、ストラトだったんだな〜実は。
私に使いやすいようにカットして頂いた事も最後に付け加えておきます。(笑)

ATG-1 - Antares | Okada-International
http://www.okada-web.com/customsite/antares/atg1.html