ギタリスト田川ヒロアキのブログ。ロックギター人生爆走中!
今日は、ライブ中の撮影について、私の考え、ステージ、お客さんへの思いを書くことにします。
ステージは、CDなどと同様、一つの「作品」と思って私は演奏しています。
それを、来て下さった皆さんと、その日だけの空間の中で共有することが、とてもかけがえのない瞬間に感じてます。
その瞬間を、来て下さった方も記念に何かに残したい。
そう思うのは当然の心理。
私も、ライブ鑑賞側であればそう思います。
一方、ステージ側となると、撮影されることへの良し悪しが別れる中、
私は、どちらかと問われると、撮らないで欲しい側です。
例えば、事前に、私のトークで、
「今日は撮影OKです!どんどん広めて下さい。」
と、お話することがあります。
その時は、そういう気持ちでやってます。
それを言わない時は、やっぱり複雑な思いなのは正直な心境。
理由は二つあって、
一つは、一生懸命時間を作って、足を運んで、費用を出して来て下さった皆さんとだけの、「特別な空間」にしたいから。
ご来場の方が撮影してウエブへ動画公開してしまっったら、「特別」ではなくなってしまう。
とはいえ、遠方や都合で、どうしても来れない方々には、ウエブ公開は唯一味わえる手段というのもよく分かっているつもりです。
私も、行けずに悔しい思いをしたライブは数知れず。
でも、動画では、絶対その場と全く同じ空間を味わうことはできない。
それを分かっていても、どうしても味わいたい気持ちがあるのも当然。
私は、非公式の動画などではなく、そこを我慢して、次へのライブ鑑賞への思いに貯めるようにしています。
もしくは、公式の動画やライブCDが出るのを楽しみにしてます。
もう一つは、ライブ中、ゆっくり浸って欲しいな〜、と。
来て下さった方に、精一杯楽しんで欲しいと思って、こちらも心身燃やしながら精一杯演奏していたら、実は撮影しながらだった、と。
だって、どこからどう撮られてるか、見えないんですよ(苦笑)。
他の方々から撮影が気になっているお声を聞くこともあります。
随所随所で、マネージャーや会場のスタッフがご遠慮いただくようお願いしているのですが、
ライブ中に引き付ける私の力不足なのかな〜とも思ったりします。
という二つの理由があります。
こんな話をしてしまうと、みんな、来てくれなくなるんじゃないかと思って、今まで言ったことはなくて、個々のモラルに委ねていたところもありました。
でも、撮影の有無は結果であって、私がステージへ賭ける思いは伝えたいなと、思い切って投稿しました。
その瞬間、その瞬間を、これからも一緒に共有していきたいです!
宜しくお願いします。
ああ、こういうの書くの、ドキドキしますよ〜。(笑)
炎上しないでね〜。(笑)