No.2983の日記

声がけ

少し前の朝、ごみ捨てに出かけた時の事。
近づくと、収拾場の前に車が停まってるのを白杖の反射音で把握。
(注釈:カタカタ白杖の音を出す事で、響きで壁や曲がり角、駐車を判別出来る事があります。)

車に当たらないように避けようとすると、「前前前前〜!」と声がする。
近所の上階の窓からおばちゃんが警告してくれている模様。
車が停まってるからぶつかるという意味だと思うけど、「前前前前」だけだと混乱。
私はかまわず、車を避けようと大回りをして収拾場へ近づこうとしていると、「そっちじゃない!違う!違う!」と上からおばちゃん。
や、それは知ってる。収拾場の傍に溝があって、以前落ちそうになった事があるんで、この車を大回りして避けようとしてるだけ。
「右、右、右〜!」とまだ声がするけど、おばちゃんからみたら逆で実際は左なんですけど(笑)。
ごみを捨て、上に向かって「ありがとうございました」。

危険を教えていただけるのは大変ありがたいんですが、大きな声をワーワー出されると、白杖の反射は聞こえないし、説明も間違ってるので、感覚も狂って危ないんですよねー。
おばちゃん、以前からもよく教えてくれるんですが、いつもこんな感じ。
親切心なので「わかってますよー」とは言えないのが悩みの種。
でも、近所でいつもこうして気にしてくれるんだなーとちょっと罪悪感。

美瑞穂と交代で行ってるごみ出し、私が行く時はおばちゃんと車が居なさそうな時間帯にしようと思います(笑)。

声がけって、難しいところですよね。
上記は敢えて困る例として書きましたが、適切な説明をいただけた時は本当に助かります。
じゃ、何が適切かという事ですけど。

上記の「前前前前」だけだと、「前に進め」とも取れてしまう。
幸い、白杖の反射で「あー、車の事を言ってくれてるんだな」と分かりましたが、せめて、「前に車が停まってるよ」だと良いなーと。

また、反対方向から教えていただく時は左右が逆になるという事。

他には、歩道をスムーズに歩けている時は、感覚に集中しているので、ひとまず大丈夫な事が多いかも。
でも、危ない時は、やはり教えていただけたらとても助かります。
白杖の反射、百パーセント分かるわけではないので。

大昔、点字ブロックの上に停まったトラックの荷台に気づかず激突(笑)したことがありました。
あれは音の反射では分からなかったなー。
今ならトラックの写真撮れるんですが(笑)。
トラックの皆さん、くれぐれもお願いしますー。
自転車やバイクも分かりにくいかも。

それと、こちらが困った時は、白杖を上に掲げるのをサインとして、お互い定着していけるのが良いかなと。
道に迷ってること、よくあるので(笑)。

なんだかんだ書いてますが、いずれにしても、気にしていただける事って、ありがたいなと思います。
声のかけ方が分からずに見守ってくれている事もあると思うんですが、それだけでもありがたいなーと。
上記のような例もありますけど(笑)、お互い、上手なやりとりができていけたらなーと思います。