No.3014の日記

今日はギターを始めた日。

13歳の夏休み、初めてのエレキギターが届きました。
それを楽しみにお年玉を取っていて、通販1万6千のストラトを注文。
床の上にフォークギターを置いて弾いてた頃でした。

長細いダンボールに入ったギターを開けて薄さにびっくり!
父が持っていた真空管アンプに繋いで弾くと大きな音に感動。
それまでは、フォークギター→マイク→アンプと繋いでました。
マイクは、父が運転するバスで使っていたもので、フォークギターにピン止めするにはちょうど良かったんです。

そして、エレキになると、ボディを叩いても音はしないのに弦だけが大きく出るピックアップの仕組みが不思議でした。
でも、エレキって、何もしなくても歪むものだと思い込んでた私は、このギターはロックな音がしないなーと、安いからかなと本気で。(笑)
なので、アンプとギターの間に、ボリュームを全開にしたラジカセを繋いでみると、お〜!これだこれ!
Van HalenやJudas Priestを触り触り弾いてました。

後日、エフェクターっていうのがある事を知り、下関十字堂にヤマハのオーバードライブとフランジャーを買いに行きました。
エフェクターを教えてくれたのは、柳田さんという、ずば抜けて凄かったドラムの先輩。

バンドに入らせて下さいと懇願してもなかなか入れてもらえず、
「それならこれを憶えてこい。」と手渡されたテープが、初めて聴くLOUDNESS。
入れてもらえるんならと夢中で練習して、翌日に弾くとバンドに入れてくれました。
これを文化祭でやれるんだなと喜んでたら、決められた曲は「タッチ」でした。
これが私の初ステージ。(笑)

視力の光も完全に見えなくなった13歳。
それは一瞬のがっかりに過ぎず、そんな事が吹き飛ぶほどギターが手に出来るようになった嬉しさいっぱいの中学生。
そんな出発となった8月10日を思い出しながら、今日も新しい曲のギター収録をしています。
めでたし、めでたし。 いや、曲はできてないんで、めでたくないし。(笑)