No.3088の日記

点字小型ディスプレイの体験会へ

「ブレイルメモ」という、点字が電子的に読み書きできるモバイルPCがあります。
文字やカレンダーの読み書きをはじめ、PCへ接続すれば、メールもウエブも点字で可能。
今朝、高田馬場にある「日点(日本点字図書館)」での体験会へ行ってきました。

埼玉の「ケージーエス」というメーカーから2名のスタッフが来られ、私は全盲のスタッフさんにマンツーマンで教わりました。
ひやー!これ、めちゃめちゃ感動したー!
書くのは点字のタイプライターと同じだし、読み書きがデジタル点字として瞬時に表示されるし、つぶれないし。
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「ブレイルノート」というのがあった20数年前から欲しかったけど、
ギターばかり弾いて指皮も硬いため、子供の頃から点字を読むのが遅く(笑)。
かと言って、右手で読む練習もしてこず、
そのうち、PCを使い始めてから18年弱、点字を使用する機会がめっきり減りました。

なので、ブレイルメモをばりばり使用している周囲の全盲仲間みたいには使わないかなーと。
でも、必要な場面が増えてきて。

前々から、自宅へ戻ってくると、音楽どころか、PCの読み上げソフトや、iPhoneのアプリの声も少ししんどく思う事があります。
ここ10数年、自宅でも、ミックスダウンやマスタリングをしている期間中も同様。
激しい現場も多いので(笑)、耳がクールダウンしたがってるんでしょうねー。
それだけに、特に最近、無性に点字が恋しくなって、ちょっとしたアイデアやメモは点字の紙や手帳に書いています。

打合せや電話など、人と話してる時って、声の文字だと、両方を聞かなきゃいけないので不便なんですよねー。
「聞く」と「読む」では回路が異なるのかな。

なので、記憶メモに頼ることになるわけですが、それもいくつまでできるものやら(笑)。
美瑞穂が、なんでもささっと手帳に書いたりチェックしたりしてるのを、いいなーと思うぐらい憶える案件が増えている最近。

という、いろんなことがあって、今日の体験会に参加してみました。
事前に取説を読んで予習したり、使用してる母校後輩からも使い心地を聞いたりして行きました。
いや〜、行って良かった〜!これはずっと耳を使わなくて良いな〜。耳、大事にしないと!

実際に導入できるかどうかはまだ分からないけど、これなら、曲や歌詞、ライブやレコーディングのアイデア、ミーティング内容などが点字で管理できるな〜。
写真は、見えるスタッフさんに撮っていただきました。

ブレイルメモスマートの話はここでおしまい。

そして、帰り道、高田馬場の東西線の近く、早稲田通りで少し迷ってたら、大学生さんかな?私を誘導してくださいました。
しかも、凄く誘導が上手で、言葉も素敵な男子。なんだか気持ちが嬉しい。

自宅最寄りのバス停まで帰ってきたら、ちょうど事務所へ向かう美瑞穂と合流。
いってらっしゃ〜い。(笑)