No.3966の日記

耳の保護と補正に、Appleのイヤホン「AirPods Pro3」を使っています。

長年、聴力キープの方法を探していて、辿り着いた「AirPods Pro3」について投稿します。

◆1. 保護と補正

大きな音は耳への負担もあり、ライブでは「イヤモニ」で保護していますが、
街中や飲食店での音が悩みでした。
特に、大勢の会食は皆さん大声に。耳栓は会話ができないし。
喧噪な街中でも耳栓をすると歩けなくなる。
音楽仕事&全盲の私にとっても死活問題なので、様々な方法を試してきました。

そこで辿り着いたのがAirPods.
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音楽、動画、通話に使用するイヤホンですが、
耳への負担を軽減する機能まで備わっています。

私は周囲の音も必要なので、ノイズキャンセルではなく、
「外部音取り込み」や「適応型」というモードにしています。
小さなマイクで周囲の音を取り込み、内部処理によって、大きな音は瞬時に抑えて、
必要な音は綺麗に補正して耳に届けてくれます。

AirPods Pro 3には、聴こえ方を調べる「ヒアリングテスト」があります。
クリニックとかの聴力検査で、ピーッピーッと聞いてボタンを押す、あれ。

iPhoneやAirPodsの内部で動く「ヒアリング補助プログラム(ソフトウェア)」が、
厚生労働省の「(医薬品医療機器総合機構:PMDA」から
「プログラム医療機器」として正式に承認を受けていると知りました。

テストしてみると、自分では気付いていなかった聴こえ方の傾向が判明。
その結果をもとに、不足している帯域(高い音や低い音など)を補正してくれます。
これで周囲の音を初めて聴いた時は、「すげ〜!」と感動してしまいました!
世界が明るくなったような感覚。
自分に合わせたオリジナルの補正を作ってくれるなんて凄い!
イヤホンという身近なガジェットで、こんな聴力サポートが受けられてしまうなんて!

先日、会食の席で使ってみましたが、周囲の爆音の声は自動で下げて、
テーブル内の会話が、今までより少しだけ聴こえやすくなりました。
使い始めたばかりなので、思ったようにはまだ工夫が必要ですが、
様々な設定ができるので、色々試していきたいと思います。

これに、落下防止として、細いバンド式の「ポッドストリング」を付けています。

◆2. ちょっと困ったこと、イヤーピースについて

耳に入れるイヤーピースが、しばらくすると外耳痛に感じます。
そうではないレビューも多いので個人差がありそうです。

純正のイヤーピース5種類や、他の低反発スポンジも試しましたが、
満足のいくものには出会っていなくて。

元々、私はカナル型(耳に入れるタイプ)が苦手で、
イヤホンは、耳に入れないタイプ、「Shokz」の「OpenFit」を使っています。
でも、現状、このタイプでの保護の商品は無いので
AirPods Pro3を選びました。

「AirPods4ANC」も買いましたが、しばらくすると外耳痛もあり、
さらに、外部音取り込みの増幅ができないので、既定の期間内にお返ししました。
まだしばらく環境探しはすると思いますが。

◆3. 音の実験

もう一つ困ったことでもあり面白いことを発見。

AirPods Pro3にも、レイテンシー(音の遅延)があること。
iPhoneからのBluetoothの遅延ではなく、
「外部音取り込み」の時、ほんの微量に遅延を感じます。
これはデジタルなら避けられない問題。

AirPodsで周囲の音を聴いていると、壁に囲われたり、傘を差している感覚になります。
なぜそう感じるのか、実験をしました。

◆3.1. やまびこの原理

「音」は、壁などにぶつかることで「反射」が生じる。
やまびこの「ヤッホ〜→ヤッホ〜」ですね。

音は、1秒に340メートル進むので、
「ヤッホー」と叫ぶと、1秒後に340メートル先の人に届く計算。

これが「ヤッホー」と1秒後に壁からのやまびこが自分に聴こえる場合は、
340メートル先ではなく、声が「往復」として返ってくるので、
170メートル先の壁に向かって叫ぶと1秒後にやまびこして返ってくる計算。
17メートル先なら0.1秒、
1メートル70センチ先なら0.01秒後かな??
図ったことはないですが。

手を叩いても同じで、パンッと叩いて、どのぐらいの時間でやまびこするか。
エフェクターでいう「ショートディレイ(ディレイタイム)」ですね。

私は、白杖の反射音で、この距離感を予測することがあります。
何メートル先に壁があるな、とか。
美瑞穂からも、「なぜ分かるの?」と訊かれたことがあります。

◆3.2. 距離と音の計算

話をAirPodsに戻します。
なぜ、壁に囲われた感じがするのか?
その壁は何センチ先かを試したくなりました。

・イヤホンの外部マイク
・イヤホンの隙間からリアルで聴こえる音
この二重に聴こえる音は、どれぐらいのタイムラグ?

AirPodsの耳元で、他のスピーカーから、FMラジオのシャーっというホワイトノイズを出してみました。
二重に聴こえる音は、鍵盤F♯4(約370Hz)、
ギターの1弦2フレットぐらいかな?と私には感じました。

Aの音が440Hz(ヘルツ)
F♯は約370Hz

もしF♯だったらと仮定して計算してみました。


1秒 ÷ 370Hz = 0.0027秒
34,000cm/秒 × 0.0027秒 = 91.8cm(往復距離)
91.8cm ÷ 2 = 45.9cm(片道・壁までの距離)

つまり、約46センチ先の壁から返ってくる反射音に近い計算になると思いました。

◆3.3. 実験2 壁を測定器に

今度は、イヤホンを外して、壁に近づいて、先ほどのホワイトノイズを生耳で聞いてみました。
その反射音を聴きながら、壁から後ずさりすると、段々反射の音程が下がってきます。
エフェクターのフランジャー効果みたいな。
シューーーッと下がりながら、Fシャープを見つけて後ずさり停止。
私と壁の距離は、大体50センチ弱でした!万歳!

これだけ短い遅延に感じられるところまで仕上げているAppleの技術は凄い!

実験中の写真を美瑞穂に撮ってもらいました。
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※注意: この距離や時間は、あくまでも、私、田川個人の耳で感じた現象をもとにした実験・考察です。
違っていることもあると思います。
AirPodsの実際の内部処理時間を測定したものではありません。

◆4. 感じたこと

やはり壁に囲われた感じは気になりますが、
それを超える機能、大きな音を下げて、必要な音を補正してくれるので重宝しそうです。
なんといっても、世界が明るくなった感覚は感動レベル。

イヤホンと考えると高額で躊躇しましたが、
耳のキープに貢献してくれる投資と考えると、良い買い物をしたと思います。

もし近い悩みの方がいれば参考になったらなーと投稿しました。

聴力を守ることも、視力を守ることと同じくらい身近な時代になってほしいと思います。
そのための研究や開発も進んできているようなので、これからの技術の進歩が楽しみです。