下関で海の景色🚢を堪能した後は、
京都で森林浴。
比叡山が眺められる京都プリンスホテルは、
木立に囲まれて都会の喧騒を忘れられる空間でした。
今回の『第73回日本臨床眼科学会』でこちらにお招き頂きました。
眼科のゴッドハンドと言われる
『清水公也』先生。
とても印象的な言葉がありました。
◆清水先生
『眼科医でさえ「全盲」というと、
ネガティブな印象を持つ方がいるかと思います。
私達医師は、治療や人工網膜等、
とりあえず「見えるようにする事」ばかり、
気を取られているような気がします。
果たしてそれでいいのかなと、
田川さんを見てそう思いました。
今回、田川さんから「聴こえる景色見える音」というタイトルを頂いて色々なことを考えました。
田川さんは、
「悪いことばかりじゃない、最近ではパソコンやスマートフォンを利用して様々なことが出来るし、実際、世の中には見ない方が良いものもけっこうあります。」私も同感です。
最近、バリアフリーという言葉が流行っていますが、
田川さんを見てると「バリアバリュー」と
置き換えることが出来るんじゃないかと思います。
眼科医として視覚の「バリアバリュー」の活動にも目を向けては如何かなと感じました。
そんな田川さんに、来年のオリンピックパラリンピックでノミネートされている
「Sky」を御聞かせ頂けましたらと思います。』
◆田川
『私は音楽ですけど、上手くいくことよりも行かないことの方が多いのではないかと思います。
辛いことがあったりした時にふと空を眺めたりします。
空は全く見えないけれども、
空も人の心と同じように色んな表情を見せてくれると思います。
アスリートとかスポーツ選手をはじめ、
様々な方のことを思い浮かべ、この曲を作りました。
私が見えないという宣告を受けてから、
何十年も経って、また医療が進んできて、
0.何%でも希望とかもあったりするんですけど。。。
でも、見えなければ見えないでそれでいいのかなと。。。
私は景色や自然が大好きなので、
観たいなとは思います。
やはり大事な家族や、友人知人の顔は見てみたいなと思います。
でも、そんなもどかしさを抱えながら、
生きていくこの人生もありかなと思います。
そんな様々な思いを「Sky」に乗せて作りました。』
昨年の山王病院アイセンターの忘年会にて
清水先生と
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今回、学会での講演のご依頼を頂き、
私自身も、改めて色々なことを考えることが出来ました。
少し前ですが、朝起きると田川がこんな夢を見たと。
以下夢の話。
『もう見えん生活が飽きた~。』と、
私の顔が見たいと、泣きながら私に言ったそうです(笑)
すると私は『じゃあ清水先生に連絡してみよう!』と(笑)
早速、清水先生にメールを書いていたそうで、
それを田川が後ろで見守っていたという(笑)
そんな夢の話をしてくれた事がありました。
田川と出会って13年。
一緒に歩める人生、まだまだやりたい事、
夢はあるものの今もすごく満足していて、
色んなことがあっても、
来世も今と同じがいいな~と思ったりしますが、
今回の学会での講演や、清水先生の話しを伺い、改めて、もっともっと沢山の景色や情景を私なりの表現で見せてあげたいし、
それを沢山の人達と、音楽を通じて一緒に共有していきたいな〜と思いました。